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2014年11月06日

豊田・多摩平

子育てに疲れ、つまずきそうになった時〜親子の絆を見つめなおす〜

mulan

イベント種別:講演・講習会・交流対象者:指定なし

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2014年10月26日(日)14時~16時30分 
多摩平の森ふれあい館にて
主催:日野・発達障害を考える会「スキッパー」
協賛:エミール音楽教室協賛
カニングハム 久子講師(在米コミュニケーション・セラピスト)による講演が開催されました。

主催者の日野・発達障害を考える会「スキッパー」は、今年で7年目を迎える団体です。
宮崎代表があいさつで「子育てのゴールは長い、息切れしない子育てを考える事、ひとりにならない子育て、地域で大切に育てる事が重要」とスキッパーの活動に対する考えを語られました。

カニングハム 久子講師は、アメリカでコミュニケーション・セラピストとして活躍されています。
講演前に、日本の子育てが重要視する事とは違う点で捉え「子育ては、保護者の心身バランスが必要。子どもとの相性があるが、虐待に進む一歩手前で留まる。それを維持する生き方には何が必要か」を話したい。「発達障害児は、親(人)を育てる。思い通りにならない事ばかり、どうすれば楽を作る事ができるか、その思いで今までやってきた」と、先生の思いを語られる場面から講演がはじまりました。

講演の中で、障害をもつ子ども達への愛情を通して、バランスをとる家族・夫婦の事例(日本、アメリカ)をご紹介頂き、それぞれ環境・人種・子どもの発達障害など相違はあるものの、どのケースも子ども達が正しい決断を導く役割を果たしている事を教えて下さいました。

「『子育て』とは、親自身の心身の健康を維持させてくれる営みである。」
国連WHO-世界保健機構は「健康の定義」として「健康とは、身体的、精神的、社会的、且つ霊的に完全な一つの幸福のダイナミカルな状態を意味する」と提案しています。
特に、改定後に追加された言葉「霊的(霊性)」と「ダイナミカル」は、子どもを天からの預かり子と感じて養育に積極的に関わる事であり、この二つがあってこそ親自身の身体と精神の健康を維持できるとご紹介下さいました。

また、子どもとの関わり方を上手にする方法としていくつか挙げて下さいました中から簡単にご紹介致します。
・子どものできる事をリストアップする
(=できることを育てることが、できないことも育てることになる)
・相談できる人(ヒューマンネットワーク)を広げる
・息抜きが必要
・ポジティブシンキング
・親業にしばられない
・役者(三分の一ピエロ)になる。表情豊かに(子どもは感じ取る)

「親として、『子育て』は自分自身の生きている『証』―アイデンティティーでもある。」と語られ、盛況の中 講演は終了致しました。

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