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2014年08月31日

平山・南平

大学生と地域で防災力UP!「災害図上訓練DIG」

山田

イベント種別:地域・環境対象者:指定なし

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8月30日、13時30分から16時まで、平山李重ふれあい館で「災害図
上訓練DIG」が行われました。

DIGとは
災害(Disaster)
想像力(Imagination)
ゲーム(Game)
で、「防災ワークショップの手法」
※ワークショップ=何らかの”成果物”を生み出すことだそうです。

この日多くの学生や地域住民の方たちが参加をして、真剣にこのD
IGを行っていました。

DIGの特徴は
1、シンプルなイメージ
2、地図に「思い」を込めて
3、「我が街」の再発見
4、参加者全員で
ということです。

一言で言うと
「大きな地図を参加者全員で囲み、災害の対応イメージトレーニング
をすること」だそうです。

今回のDIGのテーマは
大雨・土砂災害を想定し「ひらやま減殺ウォークラリーに向けて地域
防災資源と災害危険個所、避難経路を考えよう」でした。

最初に後出しじゃんけんをしました。
最初は講師である防災教育コンサルト・社会福祉士の宮崎氏がグー・
チョキ・パーのいずれかを出します。それに勝つものを私たち参加者
が出していくということをしました。これは案外簡単でしたが、次に
宮崎氏の出した後に負けるものを出すということをしたのですが、こ
れが案外出来ないもので、難しかったのです。

何を言いたいのだろうか?
それは普段、出来ないことは災害時でも出来ない、普段出来ることが
災害時にも出来ることだということです。

今まで私たちは子どものころから相手に勝ためにじゃんけんをしてき
ました。なので、負けるものを出すということはなかなかできないの
だそうです。

災害時
その時、何ができるかは、それまで何をしてきたか
今までしてきた内容によって出来ること出来ないことが変わっていくの
だそうです。

7つの大きなグループに分かれ、テーブルがそれぞれあり、テーブルの上
には大きな地図(平山地区)が置いてありました。
その上には透明なシートが2枚重なっておいてありました。
このシートにマジックを使い大きな道路や細い道、川やいろいろな施設
(交番・AED・小学高・避難所・公園・など)を色づけして書いていき
ます。

そのあとに、危険個所を書き入れ、避難するにはどこが安全か?
避難経路はどこがいいかなどをグループで話し合いました。

会場の中は、いろいろな意見で会話が弾み、作業はどんどん進み
ました。
中には災害を熱く語るひともいて、本当に普段から関心を持って
いるのだとわかりました。

どこが水害にやられるか?
土砂崩れはとこが危険かなどを熱く語っていました。
私も普段気にはしていましたが、参加者の意見はそれを上回り、
今まで以上に危機感を持ちました。
浅川はそんなにも氾濫することはないだろうと私は思っていました
が皆さんは違いました。
浅川でも氾濫をするという意見が多かったのです。
あらためて、水の怖さを知ったのと、氾濫するものだと思って行動
しなければいけないのだと思いました。

今回の取り組みは、平山小学校地区に限定したものですが、このよう
な素晴らしい取り組みは日野市内全域で行われるものだと思います。
全域を一気にやるのではなく、地区ごとに計画をしていくほうが良い
のだと思いました。

是非、他の地区でもやっていただきたい。
そのように感じました。

参加者の中のひとで、言われていた言葉が今でも心の中にあります。
言い方は少し違いますが、「私たちは高齢社会になっている。高齢者が
多く住んでいる地域で、やはり一番頼りにするのは学生さんたち、その
方たちが防災をやってくれなければ、避難も難しい」ということです。

参加者の中には学生さんたちが大勢いました。
この企画は学生さんたちから始まったものだそうです。
是非、今後もいろいろな活動をしていただきたいと思いました。


最後に
講師の宮崎氏が言っていた言葉があります。
これをやって終わりではなく、これがスタートだと。

是非、みなさまの地域でも災害図上訓練DIGをやってください。

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