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2014年11月12日

平山・南平

平山小避難所運営ゲーム講習 参加報告

記者名:山田

イベント種別:地域・環境対象者:指定なし

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11月10日に、平山小学校で「平山小避難所運営ゲーム」の講習がありました。
私は、取材を兼ねて、参加もさせていただきました。

このゲームのご紹介をします。
避難場所は、小学校を想定し、体育館や教室など、そのほかグランドもあります。
災害に見舞われ、被災者が小学校に避難して来るという想定で、私たちは避難所を
運営するスタッフとなり、避難して来る人たちをどこの場所に配置するかというこ
とを考える立場にあります。

避難して来る方たちはカードになっていて、カードに年齢、性別、その人の状態や
家屋の被災状態なども書いてあります。
家族で避難してきた方もいたり、ひとりで避難してきた方や、バス旅行の途中で災
害に遭って避難してきた方たちなど、さまざまでした。

途中から避難者やいろいろな方たちから、いろいろなことを注文されます。
たとえば、タバコはどこで吸ったらいいのかとか、車で来たので、車で生活がした
いなど、いろいろです。

それを私たちで、話あって決めていくのです。
体育館には通路を決めたり、避難者の状況によって避難してもらう場所を決めていく
というゲームです。

講師の方が最初に「ただカードを置くようなゲームにならないように」と注意がありました。

私たちのチームは、ただのカードを置くようなゲームになっていないだろうか?
今思えば、やはりカードを置くようなゲームになってしまっていました。

最後にバスで来た29名の観光客の団体さん、もうカードを置くことを重視して、かま
わず、団体というくくりで一か所に配置してしまいました。
その中には、老人や女性、男性、ほかいろいろな状況の人がいたはずです。

犬は、外でつなぐということ。それは日野市が決めていることだということでした。
でも、盲導犬はどうするのだろうか?
避難者の中に盲導犬の男性と奥さん(この方も白杖を持っている)と息子さんが避難
してきました。
チームの中には盲導犬も犬だから外飼いという方もいるし、体育館ではどうかという
方もいました。私の意見は、盲導犬はその方の目だから是非一緒に生活させてくださ
いと申しでて、教室を一つ提供していただきました。
それがいいのか、悪いのかわかりませんが、体育館ですとアレルギーの問題もでてき
ますので無理だと判断したのです。

このゲームを体験して、振り分ける側の難しさが痛感しましたし、平等とは何だろうか
、考えされられました。
講師のかたは、平等と公平は違う。
たとえば、水があるが全員にはいきあたらない状況で、妊婦さんや老人たちがいる中
学生さんたち若者には水を我慢してもらい、妊婦さんや老人たちに分けるということ
は、公平なのだということ。

本当に難しいことだと感じます。
避難所にはリーダーが絶対に必要で、治安の維持にも拘わります。
そんな体験をしてきました。

この企画、是非日野市内全域で開催していただきたい、そう思いました。

添付ファイル:避難所運営の実際と教訓

記者名:山田

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