Hi Know!は日野市内のイベント・団体活動を紹介いたします。
2014年11月21日
平山・南平記者名:山田
イベント種別:料理・生活・サロン対象者:指定なし
抗がん剤治療を受けると髪の毛が抜けてしまうことがあります。男性だったら
何とかなるのかもしれませんが、女性は髪が命とよくいわれますね。
そんな方々の為に、髪付き帽子「ウィッシングキャップ」があります。
今回その医療用帽子を作っている日野市在住の伊佐美佐さんにお会いしてきました。
彼女も抗がん剤治療を受け、実際に髪の毛が抜けていったといいます。
かつらでは、夏は蒸れてしまうし、頭に違和感(頭が大きくなったような感じ)を持ったそうです。
治療中、わずかに残った生え際の髪を帽子から出してかぶると意外に気付かれなかったことから発想し、帽子に髪(人工)を付けてみては?とこの帽子が開発されました。
闘病中の患者さんに、この「髪付き帽子」で治療にも前向きに取り組めるようになってくれたら…という想いから会社を立ち上げ、今頑張っています。
ここで彼女の書いたものを引用させていただきます。
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私は41歳の時に癌になり、抗がん剤治療を受け、ほとんどの髪を失いました。
その時いろいろな帽子を探しましたが、季節は秋から冬。
店頭には防寒タイプの帽子しかなく、デザインも外出用のものばかり。
それでも必要に迫られて24時間帽子をかぶっている私は、暖房のきいた室内では暑すぎて熱が出たり、汗をかいて不快だったり。やがて、もみあげや眉毛も抜け、気分もブルー。
誰に見られているわけでもないのに人の視線が気になり、気分も滅入って心も身体も不自由に感じました。
それって病気の治療に大いに影響がある!と実感したのです。
ウイッグをずっとかぶっていると、汗や頭痛に悩まされて辛い。かといって帽子だけだと生え際が気になる。どちらの悩みも解消できたら…。部屋の中でかぶりやすくて快適な帽子ができないだろうか…?
そうだ、帽子自体に取り外しができる髪の毛が付けられたら、心にも身体にも心地よいのでは!?―そう発想したのがスタートでした。
試行錯誤を繰り返し、安心して毎日が快適に過ごせるように脱着可能な「髪の毛の付いた帽子」ができました。
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ウィッシングキャップとは
「それをかぶるとどんな希望も叶えられる『魔法の帽子』」という願かけの意味があるそうです。
女性はこの帽子があるだけで、心も体もきっと良くなるのだろうと思います。
まさに魔法の帽子ですね。
伊佐さんのホームページがありました。
一度見て、参考にして下さい。
http://www.wishing-cap.com/
関連URL:http://www.wishing-cap.com/
記者名:山田